俺はいつまでも「 」を探しているんだけど、それをみんなに聞いても「「 」なんて最初っから無いものなんだよ」とか、「おまえはもう「 」を持っているだろう？」とかそんな事ばっかり言われて、それでも俺はめげずに「 」を探すんだけれど、それでもやっぱり見つからなくて、一日が一週間になって、一週間が一ヶ月になって、一ヶ月が一年になって、一年が十年になって、十年が死ぬまでになった時点で、「あ！これはいつまで「 」を探しても見つかる筈は無いんだ！アプローチの方法を変えなきゃ駄目なんだ！」って事に気づいて、アプローチの方法は変えたんだけど、いつまでも頭の片隅に「 」の存在は残っていて、それでもなんとか人生を生きていて、おじいちゃんになって死ぬ寸前になって「 」の本質に気づいて、「俺が欲していたものはコレなんだ！」って気づいて、その数瞬だけ幸せになれるっていうか。
毎日こんなことばっかり考えてる気もするし、そうじゃないかもしれない。
